犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、令和4年1月16日(日)に奈良県橿原市白橿町に鎮座する、ミステリースポットの益田岩船(ますだのいわふね)へ愛犬を連れて旅をしてきましたので紹介します。
1 おすすめ
(1)奈良県橿原市の貝吹山の東峰の山腹にある、東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約4.7メートルの大きさで、重さは800トン以上とも言われている人工的に加工した巨石。なんの為に造られたは謎です。旅人も少なく、静かな竹林の中に流れる穏やかな風が更なる神秘性を高めます。貴方も、巨石の魅力を感じに、来てみませんか。
(2)江戸時代の奈良への旅行本、大和名所図会に、この益田岩船が掲載されています。
(奈良県立図書情報館まほろばライブラリーより)※今は、益田岩船に登ることは禁止されています。
いつ、作られたかも不明ですが、江戸時代にはあったようです。江戸時代の旅行本の大和名所図会は、奈良県の名所が紹介されています。何故か、
- 大和名所図会には、寺や神社は多く掲載されていますが巨石はあまり掲載されていない。
- 大和名所図会に掲載されている橘寺や鬼の雪隠などから、1km以上離れている山奥の場所の巨岩を、あえて紹介している。(今は、白橿町ニュータウンが出来て、道も整理されていますが、江戸時代は、山の中だったと思われます。)
なぜ🐶なぜ🐶なぜ🐶
- 益田岩船は、江戸時代には今以上に、何かあったのでしょうか。?🐶?
- 人と比べると益田岩船が大きく描かれていますが、なぜ、そこまでしたのでしょうか。?🐶?
- 益田岩船の岩船て何。?🐶?
🔴最後に私の推論を掲載していますよ🦮
2 訪問月日 令和4年1月16日(日)16時ごろ
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 旅程(車両)(益田岩船周辺には駐車場が見当たりませんので、今回は、有料の一番近くのコインパーキングを紹介しています。)
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート→国道24号→四条町交差点直進→県道161号→県道125号→橿原神宮前を過ぎた久米信号交差点右折→県道133号→久米河原東交差点左折→県道207号約800m右折→岩船橋200m右折→タイムズ白橿町コインパーキング→益田岩船へ徒歩
4 旅程(徒歩コース)
タイムズ白橿町コインパーキング🔴→徒歩→左折→交差点右折→交差点左折→益田岩船入口🔵→貝吹山を登ります→約10分→益田岩船🟢着
(国土地理院Vecterより)
🔴:タイムズ白橿町コインパーキング
🔵:益田岩船入口
🟢:益田岩船
🟡:白橿近隣公園(沼山古墳)
5 内容
🔴益田岩船へ向かう
白橿町ニュータウン内の歩道を歩いていると、急に案内板が出てきます。案内板がなければわかりません。
少し脇道に入ると、益田岩船がある貝吹山へ登る急な階段が見えてきます。
階段を登った後、山道を進みます。
人ひとり通れる道を、愛犬🐶と登っていくと、急に視界が広がります。
🔴益田岩船発見
登りきって、前を見ると、巨石の益田岩船が見えます。まるで、「風の谷のナウシカ」のオームのようです。
益田岩船の北面。飼い主や愛犬の背の高さと比べて高さ4.7mもある巨石であることがわかります。
巨石の表面に、謎めいた格子状の模様が刻まれています。
益田岩船の前に橿原市教育委員会が設置した説明板。記載内容は、益田岩船のあるこの場所は、貝吹山の連峰の岩船山の頂上との事。益田岩船は俗称で、正式名は岩船との事。花崗岩の巨石で、大きさは、最初に記載のとおり。この、巨石の目的について推論した説が書かれています。なお、益田岩船の周りの人工物は、この説明板のみです。
益田岩船の南面。少しなめらかな岩の表面。
益田岩船の西面を、高台から眺める。巨石の上部は、溝が彫られています。
さて、ここから、この巨石の目的を推論しましょう。
よく言われているのが、
- 弘法大師の筆による益田池碑の台座。(白橿町には、ニュータウンができる前、大きなため池の益田池があった。)
- 占星台の基礎。(桜井市にある阿部文珠院には安倍晴明が祀られ、安倍晴明は、占星学の知識もあった)
- 城の物見台。(貝吹山の頂上に貝吹山城跡(かいぶきやまじろあと)があり、戦国時代、大和の有力豪族である越智氏の山城であった。また、大和名所図会の絵図のとおり、当時は木々が生えてなく眺めはよかったようです。)
- 火葬骨蔵器を納めた火葬墓。
- 古代の天文観測施設。(桜井市にある阿部文珠院には安倍晴明が祀られ、安倍晴明が天文観測をしたと言われる展望台もあることから、益田岩船も天文観測施設かも?)
- 横口式石槨(古墳の石棺の一部)。
- 松本清張作の火の路から、ゾロアスター教徒の拝火台。
などの説があります。
さて、私の説は、
岩船と言えば、思い出す曲、「宙船(そらぶね)」です。
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな~
宙船(そらぶね)ではないですが、私が注目するのは、益田岩船と言う名称の岩船です。大和名所図会にも益田岩船と書かれており、岩船は、一般的に「天の岩船」で、
日本の神話にも出てくる空中に飛ぶ石の船の事です。飛鳥時代の人々が宇宙船を見て、
その姿を巨石を利用してモニュメントとして作成したのです。
更に、明日香村には4体の猿石と言われる石像があり、よく見ると後頭部が飛び出したまるで宇宙人のモニュメントがあるからです。
※明日香村にある猿石については、今後、紹介予定です。
🔴みなさんも、益田岩船を見て想像してみませんか。
愛犬🐶は、巨石を見ながら、何と思っているのだろう?
今、益田岩船の周りは竹林に囲まれ、まるで、竹取物語に出てくるお姫様を迎えに来る宇宙船のようです。何百年後、そのような説も出てくるかも🐶
🔴その他
・白橿近隣公園(沼山古墳)
益田岩船の近くにあり、古墳の中が見れるとの事です。
・驚異のぜんぜん匂わないペットのウンチ袋
犬旅に必須の愛犬のウンチ袋です。7層構造で、口も大きく入れやすく、匂いが外に漏れない安心な防臭袋。220枚も入っていますのでお得です。
🔴是非、愛犬と冬の古都奈良へ!
以上で大和名所図会を元に紹介した「愛犬と行く奈良県橿原市のミステリースポット益田岩船」を終わります。