犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。今回は、新型コロナウイルスの自粛が終わり、奈良県南部の橿原市、明日香村、高取町などへふたたび来県していただく為に、新鮮な色々な情報を提供したいと思います。
奈良県橿原市、明日香村、高取町周辺を犬旅や観光をする上で、事前に行って、見たり勉強する事により、更に楽しく、感動や印象深くな場所です。今まで、近くまで行くけれど行かない穴場スポットを紹介します。
1 おすすめ内容
今、奈良県南部では、天気の良い夕方、沈む夕陽と二上山がシルエットになり美しく空を染めます。その撮影ポイントとして橿原総合庁舎屋上庭園が上げられます。また、橿原総合庁舎屋上庭園からの360度の眺めは、大和三山をはじめ、多くの観光スポットを観れるとともに、和歌の説明もあります。「まほろばキッキン」のすぐ裏ですのでおすすめの穴場スポットです。
(参考)夕方、橿原市内から二上山を望む。(橿原総合庁舎屋上庭園からの眺めではありません。)
※二上山(にじょうざん)は奈良と大阪の境界にある山で、雄岳(517m)、雌岳(474m)二つの峰をもつことからこの名があります。古くは「ふたかみやま」と呼ばれ山の形の美しさ、神秘なたたずまいは神のいる山として神聖視され、夕日が二峰の間に沈む様子から「夕日の名山」とも称えられています。
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 旅程
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート→国道24号→葛本交差点右折→中和幹線→まほろばキッキン駐車場→ 徒歩 →橿原総合庁舎 (旧耳成高校) → エレベータ→ 屋上庭園 → 帰路
(所要時間は、車部分は10分程度。徒歩部分は20分程度を考えていると、十分です。)
5 地図
6 内容
奈良県南部方面に観光に来ると、皆さんはよく「まほろばキッチン橿原店」に来店します。「まほろばキッチン橿原店」は、全国最大級の売り場面積を有する農産物直売所を中心に産直レストラン、フードコート、観光案内所を有する観光の拠点になっています。なお、参考ですが、自家用車や観光バスが駐車できる大きな駐車場が整備されていますが、「道の駅」ではなく、JA農協が運営しているため、ネットで「道の駅 奈良県」では表示されません。
今回、紹介する穴場スポットは、その裏にある橿原総合庁舎屋上庭園です。
(1) まほろばキッチン
営業時間午前9時~午後6時 (5/1~8/31 午後7時まで)
(注意)新型コロナウイルス対策のため、営業時間等が、変更している場合があります。(5月16日は、開店していました。)
大きな、縦看板が見えます。中和幹線は2車線で、駐車場には直接入れる事から、予め左上車線を走る必要があります。
普通車は、310台駐車できるとの事です。
平面図。建物が耳成、畝傍、香久山という3つに分かれており、フードコート、観光案内所、地元の食材を活かしたレストランと地元の新鮮な野菜、果物、花、土産物など、多くの商品が販売されています。
憩いの広場になっており、お母さんが買い物中、お父さんが子供の面倒を見ている風景が見られます。愛犬もここで待つ事になります。夏は噴水があることから、よく子供が遊んでいました。
フードコート。地元の食材を使用した丼等が販売されています。フードコートから観光案内所へ入ります。多くの観光案内のチラシが置いてあるので、観光する前に立ち寄りをおすすめします。
観光案内所の前にある奈良県のマスコット「せんとくん」
(参考)令和2年5月16日現在、新型コロナウイルス対策の為、「産直バイキングレストランかぐやま」は閉店していますが、店の前で弁当を販売していました。
(2)橿原総合庁舎屋上庭園
「産直バイキングレストランかぐやま」側の横から、橿原総合庁舎へ通じる通路があります。
○開放時間 午前9時~午後5時30分 (土・日・祝日も開放)
○入場無料
※愛犬を抱っこして入場可能か、今後、確認したいと思います。(橿原総合庁舎は中和保健所も入っており、犬猫の譲渡の講習会も実施しています。)
○令和2年5月16日(土)現在は、新型コロナウイルス対策で閉館中です。今後、開館したら、是非、お寄りください。説明用チラシ
通路を通り、橿原総合庁舎へ行きます。
橿原総合庁舎正面玄関
耳成高校あとをリニューアルしており、中庭もあります。あちこちに案内板があり、屋上庭園へ行くエレベータもすぐにわかります。
屋上庭園の外に出た所(開放感が感じられます。ただし、季節により、暑い場合、寒い場合、風が強い場合などがありますので、事前の準備をおすすめします。)
反対側から、屋上庭園入口を撮影
屋上庭園東側(三輪山や桜井市街が望めます。もう少し、北側に視線を移すと、奈良市の若草山などが望めます。)
屋上庭園北側(生駒山などが望めます。)
無料の双眼鏡があります。
あちこちに説明板が整備されています。(屋上庭園南側を説明。香久山などの位置が記載されています。)
屋上庭園南側(中央が香久山。明日香村などを望む)
説明板の番号を元に、関係する和歌と説明があります。(香久山に関係する和歌)
屋上庭園から、南西側(耳成山、畝傍山、葛城山などを望む)
屋上庭園から西側(最初に記載した二上山が望めます。夕陽や朝日の風景は、現在の人が、飛鳥時代の人が見るのと唯一、同じ風景です。)
説明板には、「うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)とわが見む」
おおくのひめみこ (巻二一六五番歌 大来皇女) 〈現代語訳》
現し身の人である私は、明日からは二上山をわがと見ようか
〈解説〉 おおくのひめみこ 「最初の伊勢裔主とされる大来皇女(大伯皇女とも)が、弟である大津皇子の死を悼んで詠んだ歌です。二人は天武天皇と太田皇女との間に生まれた姉弟でした。叔母である持統天皇は、 天武天皇と自分との子である草壁皇子に皇位を継がせるため 邪魔な大津皇子を謀及の罪で処刑したといわれています 大津皇子は、いったん別の地に葬られましたが、後に二上山に 移葬されたということです。」と記載されています。ひとつひとつの場所と和歌がつなげて説明していました。
屋上庭園に耳成山、藤原京、飛鳥寺など、タイルで地図がえがかれています。
(3) 参考
まほろばキッキンと橿原総合庁舎へ行く通路に、吉野地方の木材を活用した品物を販売する店があります。一度、寄って下さい。店内
橿原市、明日香村、高取町等を中心に、友人、家族がふたたび観光する街を期待します。将来の世界遺産な為にも!
以上で、「トピックス 飛鳥時代をより深く知る穴場の観光施設 橿原総合庁舎屋上庭園」を終わります。