犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
今回は、令和2年秋の奈良県、世界遺産吉野山観光の旅行プラン例を紹介します。令和2年10月31日時点、山々の紅葉は、陽のあたる木々は色づき🍁始めています。また、吉野山観光のシンボル、総本山金峯山寺は、犬を抱っこして拝殿の正面の向拝まで行き、一緒に御参り出来たり、犬好きの神主さんがいる吉水神社、道路沿いで店頭販売している草餅、生葛餅などの食べ歩き、奈良県名物の柿の葉すしの購入など吉野山観光が満喫できる場所です。今後、紅葉も見頃になる事から犬と一緒に行く旅行プランを2回の記事で紹介します。1回目(紅葉が始まった吉野山と総本山金峯山寺及び道路沿いにあるお土産さんを紹介)と2回目(犬に優しい吉水神社などを紹介)の記事で紹介します。
参考ですが、今回は行かなかった吉野山の吉野神宮や脳天大神について昨年12月1日に奈良県吉野山へ行った時の記事を掲載します。
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1回目(紅葉が始まった吉野山と総本山金峯山寺及び道路沿いにあるお土産さん)
1おすすめ
(1) 色づき始めた紅葉
11月中が紅葉狩りの季節になります。山々の桜🌸の紅葉が山全体を色づいてきています。
(2)総本山金峯山寺の紅葉総本山金峯山寺周辺は開けており、日がよく当たる事から紅葉が早いです。
(3)店頭販売のお土産屋さん
スーパーや道の駅など犬の入れない場所が多数ある中、吉野山の参道は愛犬と一緒に見ながら買う事が出来るのは、大変楽しいです。
2 一行 犬(キャンディー)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 コース
奈良県橿原市内スタート→国道24号→国道165号→国道166号→国道169号→県道15号→県道37号→県道28号→県道39号→県道15号→下千本駐車場→徒歩 昭憲皇太后御野立跡→朱塗りの橋と無料休憩場→道沿いの店で餅の購入→発心門(ほっしんもん)→仁王門→金剛峯寺蔵王堂→吉水神社→勝手神社→桜本坊→竹林院→吉野名物大和本舗→下千本駐車場→帰路
※黒字は、後半で説明
5 旅程
6徒歩ルート
①下千本駐車場
②昭憲皇太后御野立跡
③朱塗りの橋と無料休憩場
④道沿いの店で餅の購入
⑤発心門(ほっしんもん)
⑥仁王門
⑦総本山金峯山寺
7 内容
(1)吉野山の歴史
世界遺産の吉野山観光をする上で、事前に吉野山の歴史などの知識があれば、より楽しく観光できますので、要点のみ記載します。
- 1300年前、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が山桜の木にご本尊蔵王権現(ざおうごんげん)を刻んだことから、御神木として崇められた。その後、桜🌸を蔵王権現や役行者に対する信仰の証として、信者たちによって献木として植え続けられ、現在の桜木の数は約4万本。桜の名所となりました。また、秋の紅葉のシーズンは、山桜が紅葉で色づくとともに、もみじ🍁もあちこちにある為、紅葉狩りを満喫できます。
- 7世紀に、天皇の弟の大海人皇子(後の天武天皇)が壬申の乱で兵を挙げた場所です。
- 12世紀に、源義経が源頼朝の追捕を逃れて、静御前や弁慶とともに吉野吉水院に来ました。
- 鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇が足利尊氏に敗れ、ここで朝廷(南朝)を開き、再起を図った場所です。(歴史の教科書に出てくる南朝時代です。)
- 吉野の桜見物で西行法師や松尾芭蕉が訪れています。
- 2004年7月に吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に認定され、吉野山の神社仏閣が登録されています。
(1)下千本駐車場
普通自動車が約400台駐車できる駐車場。平日は、無料ですが、紅葉シーズンの土日祝は、駐車場代として普通自動車1000円がかかります。(令和2年10月31日時点)
※平日の観光をおすすめします。
この駐車場より先の道は、道が狭く地元の人や宿泊者等の車両が優先しているみたいです。(道が狭い事から犬との観光には、十分に注意が必要です。)
(2)昭憲皇太后御野立跡明治天皇の皇后であった昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)がこの場所から桜風景をご覧になった場所。ここからから眼下に見える道を「七曲り坂」と言い、近鉄吉野駅からの徒歩ルートで道沿いに桜の木が植えられ、桜の時期は桜で満開になります。また、眼下だけでなく、雄大な山々が眺められます。ベンチも備えられ休憩にも最適です。※昭憲皇太后は、近代女子教育を推進し皇后として史上初めて洋装をした人。
(3)朱塗りの橋と無料休憩場朱塗りの橋は、周りの風景にインパクトを与えます。この橋を渡ると門前町本通りの両脇に店頭販売の店が見えてきます。
朱塗りの橋の近くにある無料休憩所から愛犬キャンディが山々の紅葉を見物(上手く写真を撮ると額縁の様に写ります。)
(4)道沿いの店で餅の購入
お腹が空いたら、道端で食べる事ができます。
草餅などを販売。奥に「黒門」が見えます。暑い時期は、サクラのソフトクリームも販売。
桜の草餅(よもぎ餅もあり)
五平餅
吉野山ロープウェイ駅付近で鮎の塩焼きを販売しています。
きなこ団子を販売。花より団子です。
山ぐりを焼いて販売。狐面を着けて販売。鬼滅の刃の狐面を意識?
今、話題の鬼滅の刃のキツネ面
食べ歩き用生葛の餅を販売。(葛は吉野名物)
(5)発心門(ほっしんもん)
世界遺産の一つ。銅(かね)の鳥居で、日本の三鳥居のひとつです。
ここをくぐると聖域になり、行者たちは俗世間を離れ、仏の悟りを得ようとする覚悟を決める場所です。鳥居をくぐると、木で作成した犬の置き物が並んでいます。
(6)仁王門
重層入母屋造り本瓦葺きで、3間1戸の楼門。
南向きの本堂が山上ヶ岳からの巡礼を迎えるのに対し、この門は北を向いて奈良市から逆峯入りする信者を迎えるためのもの。なお、仁王像は修理中の為、移されています。
棟の高さは20.3m、桁行12.3m、梁間6.9m。石段の上にある為、観光客からはより大きく感じられます。
愛犬を抱っこして上ります。
仁王門を通り抜け境内を進むと山々の紅葉を望む事ができます。
(7)総本山金峯山寺(きんぷせんじ)
金峯山寺の本堂。重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。
(愛犬は入れませんが、現在、秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体を日本最大秘仏本尊 特別ご開帳中。11月中)
拝殿の正面の向拝まで愛犬を抱っこして上り、御参りができます。
拝殿から境内を望む
金峯山寺の境内で愛犬と記念撮影。
後鳥羽上皇を導いた稲荷神社の社があります。
境内から坂道を下りて、愛犬と吉水神社ヘ行きます。
以上で、「2020年晩秋の犬と一緒に行く世界遺産吉野金剛峯寺などの観光(前半)」を終わります。