犬との旅行プランナー

犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします

お大師さんの犬ゴンに会いに愛犬と行く高野山の麓の慈尊院への旅

犬との旅行プランナーのキャンディです。

犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。

奈良県橿原市在住で、普段、SNS奈良県内明日香村、橿原市桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。

令和4年4月10日(日)に、愛犬と和歌山県高野山の麓にある慈尊院へ犬旅をしてきましたので、紹介します。

なお、慈尊院及び周辺での犬のマナーは必須です。

1おすすめ

(1)弘法大師の案内犬の再来と言われたゴンに会いに行きました。f:id:ononprg:20220413205746j:image

ゴン🐶は、ガイド犬として、平成元年頃から、高野山の麓の慈尊院から高野山町石道の20km強の道のりを高野山上の大門まで道案内し、夜には慈尊院に戻る毎日を送り、平成4年に高齢になりガイド犬を引退しました。ガイド犬のゴン🐶は、ガイドの時、参拝者が迷わないように、50m程先を歩いて参拝者がついてきているか確認し、分岐点では、正しい道に招くなどを行っていました。

体力的に困難になったためガイド犬を引退し、慈尊院で老後を過ごし、令和14年に息を引き取りました。約1200年前の弘法大師の時代にも高野山への案内犬がいたという伝説が正に「弘法大師の案内犬の再来・生まれ変わり」と言われた犬です。

(2)子宝成就、安産祈願、乳がん除けなど女性のお寺でオッパイの絵馬が奉納されています。

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和歌山県出身の有吉佐和子さんの代表作 小説「紀ノ川」の舞台にもなった場所で、乳房型絵馬を献上し、安産を祈る様子が描かれています。また、司葉子さんが主役の映画にもなりました。

2 一行 犬(キャンディ)とお供2名

3 乗り物 自動車1台

4 旅の行程

奈良県橿原市大和八木駅前広場スタート→国道24号→橿原市役所西交差点左折→四条町交差点右折→大和高田バイパス→和歌山と書かれているランプから側道へ→国道165号→新堂ランプ交差点左折→京奈和自動車道/国道24号→五條西IC出口→五條西IC左折→窯窪交差点左折→国道24/国道307号→上野町交差点右折→県道77/県道732号→火打交差点左折→県道732号→火打町交差点右折→恋野農免道路→1km先右折→駐車場→恋のチューリップ畑→駐車場→左折300m→恋野交差点左折→県道55号→県道13号→慈尊院交差点左折→県道4号→慈尊院駐車場→慈尊院慈尊院駐車場→帰路

※前回、紹介しました和歌山県橋本市恋路にある恋のチューリップ畑から、慈尊院の経路になっています。

5地図(車行程)

慈尊院配置図

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7内容

(1) 基本情報

 ・寺名 慈尊院(じそんいん)別名 女人高野・絶縁寺

 ※ 高野山は当初、女人禁制のため女性はここまでしかお参りできないことから女人絶縁の寺と呼ばれました。

 ・住所 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832

 ・拝観時間 9時~17時

 ・拝観料  無料

 ・駐車場代 無料

 ・創建   816年 弘法大師空海)が、高野山開創の際、高野山参詣の表玄関として創建。高野山への宿としても建てられました。

 ・御利益 子宝成就、安産祈願、乳がん除け、縁結び

(2)表門

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表門をくぐった慈尊院の境内は、高野山を徒歩で参詣する7つの道(高野七口)の一つになっており、この慈尊院世界遺産紀伊山地霊場と参詣」に含まれています。

表門をくぐると、開けた明るい境内の奥に多宝塔が、建っています。

表門をくぐり右側に桜🌸が植えられ満開でした。平安時代鎌倉時代の旅人も、この表門をくぐり、慈尊院にお参りして高野山に向かったのでしょう。

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満開の桜の匂いを嗅ぐ愛犬。桜の花言葉は「優美な女性」「純潔」「精神の美」と言うように慈尊院には、桜の花があいます。
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愛犬も女性(雌犬)のため、一度は訪れたい場所でした。なぜか、愛犬🐶の口に花びらが!

(3)多宝塔

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高さ15mの塔で、塔内には大日如来が安置され、大日塔とも呼ばれています。

(4)大師堂

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弘法大師像が祀られています。

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大師堂の近くにある手水。コロナ禍のため、花手水になっていました。

(5)本堂と拝殿

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表門をくぐり、左にある建物。写真の左の建物が本堂。右の建物が拝殿。

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先ほどと同じ手水がコロナ禍のため、花手水になっていました。

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本堂と拝殿の間を通路になっている珍しい配置です。

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子供が健やかに成長を祈願するお地蔵さん約100体が祀られています。

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本堂の弥勒堂正面。空海の母の阿刀氏が、空海が開いた高野山を一目見ようとやって来たが、女人禁制のため、高野山の麓にあるこの慈尊院に滞在し、本尊の弥勒仏を篤く信仰するとともに空海と対面をしていました。その、835年に母の阿刀氏が死去したことから、慈尊院に廟堂を建立し弥勒仏像と母公の霊を祀ったのが弥勒堂です。なお、弥勒仏の別名を「慈尊」とも呼ぶことから、この寺を慈尊院と呼ばれるようになりました。

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本堂の前にある「みろく石」。なでると弘法大師の母の阿刀氏のご加護を受けることができます。

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乳房型の絵馬が多く奉納されています。

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本堂を通路で挟んで反対側が拝殿で、社務所になっており、お守りや御朱印をいただけます。拝殿の壁は鮮やかな花の絵が描かれ、女人高野の寺として華やかさは是非、見ていただきたいポイントです。

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先ほどの本殿の反対側の拝殿の正面。内部の写真は撮影禁止ですが、拝殿内は天井から釣灯籠が並んでおり、神秘的な空間は必見です。

(6)大師像とお大師さんの犬ゴン像

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鮮やかな桜の花が咲き乱れる中、仲良くお大師と犬のゴンが並んで祀られています。

愛犬家には必見の場所です。

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蓮の形をした噴水です。

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弘法大師像の横に祀られたお大師さんの犬ゴンの碑。愛犬も犬として認識し、興味深々でした。

(8)稲荷弁財天

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財宝の成就 知恵 学業成就の御利益があります。

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稲荷弁財天のまえにある「みくじ石」。お祈り後、みくじ石を持って軽ければ大吉で願いが叶うと言われています。

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さー慈尊院を後にして、帰路につきましょう。昔は、参道をまっすぐ進むと船着き場に着き、紀ノ川を下り紀州(現 和歌山)に出る旅人も多くいてたようです。

なお、門の周りの土塀は築地塀と言い、和歌山県一の古い塀で江戸時代の旅人も同じ土塀を見ていたのでしょう。
8その他

(1)参考リンク先

慈尊院の前に愛犬と訪れた、和歌山県橋本市恋野の恋のチューリップ畑の記事は、下記のリンク先をご覧ください。

愛犬と行く和歌山県橋本市恋野の恋のチュ-リップ畑とクレープ - 犬との旅行プランナー

・今回紹介した、慈尊院のホームページは、下記のリンク先をご覧ください。

慈尊院 | 和歌山県の慈尊院公式サイト

・昨年、愛犬と和歌山県橋本市の学問路天満宮と道の駅柿の郷くどやまの記事は、下記のリンク先をご覧ください。

愛犬と一緒に行く和歌山県橋本市学文路天満宮と道の駅 柿の郷くどやまぶらり旅 - 犬との旅行プランナー

(2)その他

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以上で「お大師さんの犬ゴンに会いに愛犬と行く高野山の麓の慈尊院への旅」を終わります。