犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、令和5年1月9日(月)12時頃に、愛犬と奈良県生駒郡信貴山にある毘沙門天王信仰の総本山の、朝護孫子寺(ちょうそんじ)に行ってきましたので紹介します🐶
また、本堂のペット連れでの参拝は禁止されており、本堂以外は行けそうです!
1 おすすめ
(1)虎があちこち
虎に縁が深いお寺のことからあちこちに虎の置物があります。大虎の張り子の顔と愛犬。阪神タイガースが優勝有無の時、よくTV中継がなされます。なお、上に見えるのが本堂。
(2)江戸時代の旅行本「大和名所図会」にも描かれたお寺。
右側が江戸時代に出版された大和名所図会の信貴山に描かれた朝護孫子寺の本堂(赤丸)と左側が現在の朝護孫子寺の本堂。
※現在の本堂は1958年(昭和33年)に再建された舞台造りの建物で、1592年(天正20年)に豊臣秀吉により再建された後、1602年(慶長7年)に豊臣秀頼に再度、再建され江戸時代の1746年(延享3年)に改築された本堂が大和名所図会に描かれています。現在の本堂は、江戸時代の本堂を参考に再建されていますので、江戸時代の旅人と同様の風景を楽しむ事ができます。江戸時代の旅人は、山の上に建つ本堂を見て、驚いたでしょう。
(3)金運アップのお寺
なでると金運がつく金の打ち出の小槌。この場所以外にいろいろな場所に金運が上がる場所があります。
(4)2月のとら祭
令和5年2月25日(土)26日(日)に関西最大の虎まつりが開催されます。
虎まつり大法要に伴い、虎行列(11時~12時30分)やフードフェス(屋台)(10時~17時)が並ぶなど、多くのイベントが開催されます。
2基本情報
① 訪問日 令和5年1月9日(月)12時00分から13時30分
② 一行 犬(キャンディ)とお供2名
③ 乗り物 自動車1台
④ 車行程
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート→国道24号→葛本町交差点左折→中和幹線→土橋町南交差点右折→橿原バイパス/国道24号→保津西交差点左折→県道14号→寺戸大橋西詰交差点右折→県道14号→県道5号→池部交差点左折→県道36号→本町1丁目交差点直進→王子バイパス/国道25号→神前橋東詰交差点右折→神前橋→立野交差点右折→約1.6km左折→県道236号→信貴山 朝護孫子寺 駐車場(第1)→徒歩→ 朝護孫子寺 → 徒歩→信貴山 朝護孫子寺 駐車場(第1)→帰路
⑤ 車行程地図
⑥朝護孫子寺基本情報
・名称 朝護孫子寺(ちょうそんじ) また、虎の寺や信貴山寺とも言われています。
・拝観時間 9時から17時
・年休無休
・駐車場 信貴山 朝護孫子寺 駐車場(第1)が一番近いですが周辺にも駐車場があります。 駐車料金 1日 500円
・ご本尊 毘沙門天王
・家内安全・商売繁盛・開運長久・心願成就、金運アップなどを願うパワースポット
・始まり 聖徳太子が、西暦582年にこの山で毘沙門天王とあわれて秘法を授かりました。その後、伽藍を立てて信ずべき貴ぶべき山として「信貴山」となったと言われています。また、聖徳太子が毘沙門天王とあわれた月日時間が虎の年、寅の日、虎の刻から虎のお寺とも言われ、毎月1日と3日と虎の日がご縁日となります。さらに、阪神タイガースにも縁があるお寺です。
・朝護孫子寺案内図
右の本堂など多くの寺院があり、山の頂上にある空鉢護法堂(空鉢堂)などを見て回ると3時間程度かかると言われています。歩きやすい靴がおすすめです。
江戸時代に発刊された旅行本の大和名所図会の第三巻に掲載の信貴山。江戸時代に、朝護孫子寺の寺院群が、鳥瞰図と描かれており、今と変わらない配置図は驚きです。本堂以外に、今もその場所に残る多宝塔や鐘楼堂が描かれています。
・朝護孫子寺のホームページは、下記から見ることができます。
信貴山朝護孫子寺 - 信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺 公式サイト
3 内容
(1)駐車場
今回、信貴山 朝護孫子寺 駐車場(第1)が混雑していたため、その先にある信貴橋を渡り少し進み信貴山駐車場に、留めました。なお、駐車料金は同じく500円です。
駐車場を出ると直ぐに、開運橋に続く道に出れます。
屋台がいくつか出ていました。
(2)開運橋
昭和6年に完成した「カンチレバー」と呼ばれる構造の全長106mの日本最古の橋で、登録有形文化財とのことです。
この橋の真ん中に、西日本唯一の橋のバンジージャンプ施設があり、よくバラエティーのテレビで放送されています。大門池の水面から高さが30mあり、体験できる年齢は13歳以上、体重40kgから100kg。料金は12000円。木、金休みの通年営業9時~17時までとの事です。
事前予約がおすすめとの事です。電話番号0278-72-8133
(3)参道
参道を歩くとあちこちに虎の置物があります。
大虎の張子の虎のすぐ先に、小さい張子の虎が並んでおり、撮影ポイントです。
門が赤いから赤門なのでしょうか。
かやの木稲荷。樹齢1500年の御神木です。
かやの木稲荷の横にある信貴山朝護孫子寺を設営した聖徳太子像が祀られています。
馬に乗り武者装束の聖徳太子像は珍しいです。
参道の途中にある成福寺(じょうふくいん)。祈祷と宿坊の寺院で、正面に、融通院(ゆうずういん)が建てられており、「融通がきく」はここからの由来との事です。
融通殿の内部には、種々の願いを叶える「如意宝珠(如意融通宝生尊)」をお祀りし、左脇侍に厄難消除の不動明王、右脇侍には立身出世の弘法大師をお祀りしているとの事です。
境内に、寅大師(とらだいし)が祀られ、大切なお金を「虎の子」と言われることから左に「撫で寅」があり、足を撫れば出ていったお金がすぐもどる、頭を撫でてはボケ封じ、牙を撫でては立身出世、尻尾を撫でては延命長寿のご利益があると言われれています。愛犬もお祈りして、お金がなくてドックフードに困らないようにお祈りしました🐶?
(4)本堂前広場
愛犬はここから入れませんが、飼い主が変わり替わりで本堂へお参りをお薦めします。
ここにも虎の石像がありました。昔からある石像で、夜な夜な石像の虎が歩き回らないように金網がされています。
経蔵堂。 仏教経典を収蔵する建物です。
虚空蔵堂には、虚空蔵菩薩が安置され、「入試合格」「学業成就」に御利益があるとの事です。
(5)本堂
本堂内にはご本尊となる毘沙門天王像と禅膩師童子像と吉祥天像が安置されています。
戒壇めぐり入口。入場料200円。朝護孫子寺にお詣りに来た時は必ず、訪問していただきたいユニークな場所で、本堂の地下に、毘沙門天王より授かった「如意宝珠」を納められたお堂あり、そこの錠前に触れると心願成就のご利益があると言われています。参拝者は、真暗の闇の本堂下を、片手は壁に触れながら進んで行くと、先の方にろうそく明かりがあるところがお堂になります。
本当の闇のため、もし、壁から手を外すと迷子になり、一生出てこれないと言われています。
(6)千手院
愛犬と千手院へ続く参道を下りていきます。
千手院境内。信貴山最古の宿坊です。護摩が炊かれる場所で、院内には毘沙門天王、子安観音等が祀られています。ほら貝の音で、愛犬はびっくり!近くには珍しい貧乏神除け神社があります。貧乏神除け神社には、宇賀弁財天が祀られておりその姿は必見です。あと、銭亀堂には金運招福の神の銭亀善神が祀られています。
(6)お土産
開運橋のたもとに店を構える曾我乃家本店。
よもぎの焼餅が、目の前で焼かれて販売されていました。よもぎの香りが印象的な草餅で、多くの人が並んで買っていました。1個 100円
信貴山名物の虎まんじゅう。虎の顔をかたどったカステラまんじゅうです。
昔からの信貴山朝護孫子寺参りのお土産です。1個 100円。バラ売りもしています。
少し怖い虎の顔の中は、程よい甘さのあんこが入っています。愛犬も欲しそう。
本堂には愛犬と一緒には入れませんが、長い参道の周りには虎の置物や多くのお寺等があり大満足のお寺です。次回、信貴山山頂にある空鉢護法堂や弁財天の滝にも行ってみたいものです。
4その他
以上で「江戸時代の旅行本大和名所図会を参考に奈良県生駒郡にある信貴山朝護孫子寺の犬旅(令和5年1月9日)」を終わります。