犬との旅行プランナー🐶です。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。

今回、世界遺産候補の飛鳥・藤原の宮都の19構成資産は「宮殿・官衙跡」「仏教寺院跡」「墳墓」に大きく三分類され、「墳墓」に属する ⑫牽牛子塚古墳、 ⑯天武・持統天皇陵古墳、 ⑰中尾山古墳、 ⑱キトラ古墳、 ⑲高松塚古墳を過去に愛犬🐕と散策した時の記事等を元に紹介します。
みなさまが、⑫牽牛子塚古墳、 ⑯天武・持統天皇陵古墳、 ⑰中尾山古墳、 ⑱キトラ古墳、 ⑲高松塚古墳を訪問する前の手助けになれば幸いです。
なお、牽牛子塚古墳、 天武・持統天皇陵古墳、 中尾山古墳、 キトラ古墳、 高松塚古墳周辺の犬のマナーは必須です。
1 飛鳥・藤原の宮都における位置付け
⑫牽牛子塚古墳、⑯天武・持統天皇陵古墳、 ⑰中尾山古墳、⑱キトラ古墳、⑲高松塚古墳の五基は、構成資産群の中で「墳墓」カテゴリーに属し、飛鳥から藤原への遷都期における天皇・皇族の埋葬制度と古代国家のイデオロギーを示す中核資料の中の、新しい墓制への移行・展開 八角墳・壁画古墳として選ばれました。
(1)⑫牽牛子塚古墳
(ア)名称 牽牛子塚古墳(けんごずかこふん)
(イ)住所 奈良県高市郡明日香村越
(ウ)見学時間 24時間
(エ)駐車場 なし(アグリステーション飛鳥または道の駅飛鳥を利用)
(オ)概要

被葬者が斉明天皇・間人皇女など有力皇族と考えられ、飛鳥期の王陵クラスを代表する古墳。八角墳という特異な墳形で、天皇・皇族専用の新しい墓制の成立をよく示し、飛鳥宮や寺院群に近接し、宮都空間の中で王墓がどう配置されたかを示す重要な例です。
(カ)特徴

約7世紀中ごろ築造の墳丘は凝灰岩の切石で美しく覆われ、従来の前方後円墳とは異なる中国の皇帝陵の影響を受けた天皇墓の姿を示しています。
八角形の墳丘がわかるように整備されていて、「王の墓らしい形」を体感しやすく、近くで見ると、その大きさが実感できます。
(キ) ホームページ
牽牛子塚古墳・越塚御門古墳 | 明日香村観光サイト あすか時間
(ク) 愛犬と一緒に行った時の記事(アクセス等含む)
古墳犬と行く新たに整備された奈良県明日香村牽牛子塚古墳への旅 - 犬との旅行プランナー
(2) ⑯天武・持統天皇陵古墳
(ア)名称 天武・持統天皇陵古墳(てんむじとうてんのうりょうこふん)
(イ)住所 奈良県高市郡明日香村野口45
(ウ)見学時間 24時間
(エ)駐車場 あり
(オ)概要

藤原京の造営主体である天武・持統両天皇の陵として、宮都と王陵の関係を最も明瞭に示し、特に、夫婦合葬陵として知られ、持統天皇による律令国家完成期の王権像を象徴しています。
また、持統天皇は日本で初めて火葬された天皇とされ、石室には棺と骨壺が納められていたと伝えられ、土葬から火葬への転換という葬送儀礼の変化を象徴していますています。
天武・持統天皇陵古墳周辺には終末期古墳が集中し、天武・持統朝の皇族墓域とみなされる地区の中心に位置します。
(カ)特徴

墳丘は樹木に覆われ、正面の参道・石段・玉垣が「現役の陵墓」らしい雰囲気を残し、陵墓前まら明日香村の田園を振り返ると「王の眠る丘」が実感します。
(キ) ホームページ
天武・持統天皇陵 - 公益財団法人 古都飛鳥保存財団|日本人の心の故郷『飛鳥』
(ク) 愛犬と一緒に行った時の記事(アクセス等含む)
【犬連れ散策】愛犬と行く天武・持統天皇陵古墳「飛鳥・藤原の宮都」(世界遺産候補)(令和8年6月6日) - 犬との旅行プランナー
(3)⑰中尾山古墳
(ア)名称 中尾山古墳(なかおやまこふん)
(イ)住所 奈良県高市郡明日香村平田
(ウ)見学時間 24時間
(エ)駐車場 国営飛鳥歴史公園(高松塚周辺地区)の駐車場利用
(オ)概要

八角墳系の終末期王族墓列の一環とみなされ、飛鳥から藤原京期にかけての王墓群の構造を理解する鍵となりました。
文武天皇陵である可能性が指摘され、石室は小型で、火葬骨を納める骨蔵器(骨壺)を安置することを前提とした構造であり、火葬の普及を示す重要な古墳です。
天武・持統天皇陵と同じ墓域に属する終末期古墳で、皇族層の多様な葬送実態を示しています。
(カ)特徴

国営飛鳥歴史公園(高松塚周辺地区)の一角で、静かな環境で「尾根上の皇族墓」という立地をじっくり味わえる、径約20メートル規模の小型の円墳です。特に、秋の紅葉🍁シーズンの様子がおすすめ。
(キ) ホームページ
中尾山古墳 - 公益財団法人 古都飛鳥保存財団|日本人の心の故郷『飛鳥』
(ク) 愛犬と一緒に行った時の記事(アクセス等含む)
愛犬と歩く、紅葉の奈良県明日香村中尾山古墳(秋の明日香村と黄昏散歩)(令和7年11月22日) - 犬との旅行プランナー
(4)⑱キトラ古墳
(ア)名称 キトラ古墳(きとらこふん)
(イ)住所 奈良県高市郡明日香村阿部山
(ウ)見学時間 24時間
(エ)駐車場 あり
(オ)概要

四神、十二支、天文図、日月を描く壁画を持ち、東アジア最古級の現存天文図を備えた稀有な古墳であり、特に、四神が四方位すべてそろって現存する日本で唯一の例であり、中国の天文学や陰陽思想を取り入れた当時の宇宙観と方位思想を具体的に表しています。
藤原京南方の皇族・貴族墓域に属し、国際的な知識・信仰を受容した律令国家の精神世界を伝えています。
(カ)特徴

周囲が公園として整備され、丘の上からの眺望がよく、愛犬との散策にも最適。
また、直径約14メートルの小さな二段築成の円墳の形容がわかりやすく、古墳前にある四神、十二支、天文図、日月の壁画の転写台から転写ができます。
愛犬とは入れませんが、隣接の「四神の館」で、実物壁画の公開や精密な再現展示を見学が無料でできます。
(キ) ホームページ
(ク) 愛犬と一緒に行った時の記事(アクセス等含む)
奈良県明日香村キトラ古墳周辺地区公園で愛犬と運動散歩|シロツメクサ満開初夏の風景(令和8年5月6日) - 犬との旅行プランナー
(5)⑲高松塚古墳
(ア)名称 高松塚古墳(たかまつつかこふん)
(イ)住所 奈良県高市郡明日香村平田
(ウ)見学時間 24時間
(エ)駐車場 国営飛鳥歴史公園(高松塚周辺地区)の駐車場利用
(オ)概要

飛鳥期末の皇族クラスの墳墓と位置づけられ、宮都近傍における「壁画を持つ王族墓」の代表例となり、特に、飛鳥美人像で知られる壁画は、彩色人物群像や星宿図、四神など、当時の服飾・宮廷文化・国際交流を伝える日本古代美術史上きわめて重要な古墳。
(カ)特徴

国営飛鳥歴史公園内にあり、愛犬と散策しながら直径約23メートルの円墳の高松塚古墳を見ることができます。
愛犬は入れませんが、国営飛鳥歴史公園内の高松塚壁画館には、壁画の模写、石室模型などが見学できます。
(キ) ホームページ
(ク) 愛犬と一緒に行った時の記事(アクセス等含む)
古墳犬と行く世界遺産候補の奈良県明日香村にある高松塚古墳と水仙広場(令和5年1月29日) - 犬との旅行プランナー
(3) まとめ
牽牛子塚古墳、天武・持統天皇陵古墳、中尾山古墳、キトラ古墳・高松塚古墳のこれら5基の墳墓は、古墳時代の豪族中心の巨大古墳から、律令国家における天皇・皇族中心の墓制への変化を一連の流れとして示しています。
・牽牛子塚古墳・天武・持統天皇陵古墳・中尾山古墳:八角墳の採用により、天皇墓の特別な格式を表現しています。
・天武・持統天皇陵古墳・中尾山古墳:火葬の導入と骨壺を納める新しい葬送儀礼への転換を示しています。
・キトラ古墳・高松塚古墳:中国文化や仏教・陰陽思想を取り入れた壁画墓として、律令国家の国際性と高度な文化を伝えています。
この5基は、律令制度の成立に伴い、天皇・皇族の墓が八角墳・火葬・壁画墓へと変化し、日本独自の中央集権国家の墓制が確立していく過程を示す構成資産として、「飛鳥・藤原の宮都」の顕著な普遍的価値を支えています。
2 その他
🔴愛犬と行く「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産のの記事については、下記を参照してください。
・愛犬と行く「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産一覧
愛犬と行く奈良県 世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産一覧へ① - 犬との旅行プランナー
・①飛鳥宮跡、 ②飛鳥京跡苑池、 ③飛鳥水落遺跡、 ④酒船石遺跡について
愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」律令制による宮殿4構成資産② - 犬との旅行プランナー
・⑬藤原宮跡について
愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」律令制による宮殿(藤原宮跡)③ - 犬との旅行プランナー
・⑤飛鳥寺跡、⑥橘寺跡、⑦山田寺跡について
愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」国家宗教までの仏教寺院の成立(3構成資産)④ - 犬との旅行プランナー
・⑧川原寺跡と⑨檜隈寺跡について
愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」国家宗教までの仏教寺院の成立(2構成資産)⑤ - 犬との旅行プランナー
・⑩石舞台古墳と⑪菖蒲池古墳について
愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」【墳墓】律令による墓制の変化(石舞台古墳、菖蒲池古墳)⑦ - 犬との旅行プランナー
🔴犬との旅行プランナーは「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産の登録を応援します。

🔴「飛鳥・藤原の宮都」については、下記のリンク先から見る事ができます。
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以上で「愛犬と行く世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」【墳墓】律令による墓制の変化(牽牛子塚古墳ほか4古墳)⑧」を終わります。
