犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、令和5年1月29日(日)に愛犬と奈良県橿原市にある菖蒲池古墳(しょうぶいけこふん)に行ってきましたので紹介します。
なお、菖蒲池古墳の周辺での、犬のマナーは必須です。
1 おすすめ
世界遺産候補の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の20の施設の一つに選ばれた古墳です。(奥の、黒い幕の中に珍しい形の石棺を見ることができます。)
甘樫丘が南に延びる最南端の丘に造られた古墳で、大阪府との県境の葛城山などが望むことができます。ココからの眺めはおすすめです。
2 出発月日 令和5年1月29日15時30分頃
3 一行 愛犬(キャンディ)とお供2名
4 乗り物 自動車1台
5 旅程
大和八木駅前広場→国道24号→国道169号→岡寺駅前交差点左折→県道155号→約3.7km先600m先 明日香園の標識左折→約1km右側 菖蒲池古墳 →帰路
6 地図(車アクセス)
🔴菖蒲池古墳 🔵小山田古墳跡 🟢天武天皇・持統天皇檜隈大内陵 🟡岡寺駅前交差点 🟣亀石付近信号交差点 🟠お菓子工房南の風
※🔵小山田古墳跡 (奈良県立明日香養護学校敷地のため見学不可)約50m四方の方形型古墳。石舞台古墳を上回る古墳)
※🟠お菓子工房南の風 「明日香ストロベリーフェア2023 (明日香村)」に参加している洋菓子店。いちごモンブランについて、下記のリンク先に掲載していますので、参考にしてください。
https://ononprg.hatenablog.com/entry/2023/02/07/230426
🔴菖蒲池古墳の上方向が甘樫丘
8 内容
(1)基本情報
・被葬者 地名の菖蒲町から命名されていることから、現時点、不明です。
(2)入口
菖蒲池古墳に道から入る階段。階段に、案内の矢印がありますので、分かりやすいです。
(3)石棺へ向かう通路
右が古墳です。視界が広がります。
菖蒲池古墳全体
(4)石室正面
史跡標柱「史蹟 菖蒲池古墳」「昭和2年に国の史跡」と書かれており、奥に説明板があります。愛犬が立っている場所も古墳の中です。
🔴説明板より
古墳内の位置図 真ん中の赤の★現在地が石室の前の上の写真の位置。
〇大きさは、1辺30mの方墳
〇墳丘 2段築成。墳丘基底部の一部に版築(土を強く突き固める方法)による盛土を採用。暗色褐色土で仕上げられた墳丘斜面。上・下段の墳丘の裾をめぐる1段の基底石。墳丘上段裾平坦面と墳丘全面(前庭部)は砂利敷。
〇掘割 墳丘の東・北・西をめぐり、北から南に幅が広がる東・西の掘割。掘割底面は砂利敷。
〇石室 墳丘基底面に築かれた南に開口する両袖式横穴式石室。(現状の規模は玄室長。約7.2m。同幅約2.4m。同高約2.2m。羨道(棺を納めて遺体を安置する主室ともいうべき玄室(げんしつ)と外部とを結ぶトンネル状の墓道的部分)は不明)
玄室と墳丘の中心が一致。
〇関連施設 外堤(2段)上段裾の平坦面は石敷。
〇造られた時代 飛鳥時代(7世紀中ころ)
〇改変時期 藤原京が造られたころ(堀割を埋め、その上に掘立柱建物や石組溝を設置)
〇特記 地震により墳丘南西角が地滑り
石室前。太陽光により変色を防いでいるのでしょうか。黒い布を開けた中に石室があります。
黒い布を開け窓の間から撮影。凝灰岩をくり抜いた棟飾りを持つ家型石棺は必見!
2基が一列に並んだ石室の横。
発掘調査の写真も掲載していました。
🔴その他
・菖蒲池古墳が、世界遺産候補の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の20の施設の一つに選ばれた理由
「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」には、6世紀末から8世紀初めの「日本国」誕生地の飛鳥・藤原宮都に東アジアとの交流と、その影響による国家形成の過程が考古遺跡の変遷により証明できる他に例のない文化遺産。
埋葬施設の古墳の変革の中、東アジアの造墓思想と築造技術を導入していく過程の段階を石舞台古墳、菖蒲池古墳、牽牛子塚古墳、天武天皇・持統天皇檜隈大内陵、中尾山古墳、キトラ古墳、高松塚古墳の一つの遺産として含まれたとの事です。
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