犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
令和3年6月26日(土)に、奈良県大和郡山市にある郡山城跡へ愛犬と散歩に行ってきましたので、紹介します。
1おすすめ
現在、奈良県大和郡山市にある郡山城跡は順次整備が進められ、2017年3月から、郡山城跡の天守閣跡が開放されています。天守閣跡からの生駒山脈、二上山、奈良公園若草山など180度の眺めがあり、新しい観光名所になっています。郡山城跡全体も愛犬とゆっくり散歩ができます。
郡山城跡天守閣跡。天守閣跡が整備され、展望台(天守台と言うらしい)になっています。城好きの人には城の石垣は必見。また、あちこちに史跡の説明板が整備してあり、大変、わかりやすいです。
展望台から南東方向(三輪山方向)の眺め。展望台は、整備されており安全で愛犬との散歩に最適です。
柳澤神社
初代郡山藩主・柳沢吉里の父の柳沢吉保を祀る神社で、1880年(明治13年)10月29日に創建。金魚の街なので金魚の絵馬が奉納されています。
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4旅程
奈良県橿原市大和八木駅前広場→国道24号→葛本町交差点左折→中和幹線→土橋町南交差点右折→大和御所線→国道24号→京奈和自動車道→郡山南IC出口→国道24号→西九条町南交差点左折→北郡山交差点直進→県道9号→280m先左折→堀沿いの道を進む①→一つ目の十字路左折②→近鉄橿原線踏切直進→一つ目のT字路右折堀沿いを直進→駐車場→徒歩→郡山城跡公園→天守閣跡→郡山城跡公園→駐車場→帰路
※堀沿いの道を進む①
左側に郡山城跡が見えます。復元された追手門・櫓が見れます。
※一つ目の十字路左折②
ここを、入っていきます。右側に近鉄橿原線踏切があります。左側の社は地蔵尊。鉄御門と言う門の跡地との事です。
5地図
6内容
奈良県大和郡山市は、江戸時代から金魚の養殖で有名で、全国金魚すくい選手権があるなど全国的にも有名であるとともに、日本桜100選にも選ばれた郡山城跡があり、明治初期までお城があったところで、大和郡山市自体、城下町です。
今回は、桜の時期ではありませんが、奈良市内や明日香村からも1時間以内の距離で、大阪市内からも西名阪自動車道に乗れば1時間以内の距離にある郡山城跡を紹介します。
郡山城跡は、現在、公園になっており、堀からの風と木々の緑が愛犬との散歩に最適です。
🔴郡山城の由来について、郡山城跡の説明板から引用しました。(奈良県教育委員会作成)
県指定史跡 郡山城跡
郡山城は天正六~七年(一五七八~一五七九)に筒井順慶が縄張りをおこない、同八年の一国一城令に基づき拡張、同十一年には天守閣も完成をみた。同十三年、豊臣秀長が入部してさらに拡張され、文禄五年(一五九六)には増田長盛による秋篠川の付け替えが行われ、外堀を一周させ、城下町の完成をみるに至った。
関が原戦後、長盛が改易され、大坂夏の陣以降、永野勝成が、さらに松平、本田が入城し、享保九年(一七二四)以降、幕末まで、柳澤十五万石の居城として栄えた。
現在のこる縄張りは、秀長時代のもので、左京堀、鰻堀、鷺堀で囲まれた本丸、二の丸、三の丸などが城内で、それ以外の外堀に囲まれた地域が城下となる。
なお、史跡として指定されているのは、本丸、毘沙門曲輪、法印郭、玄武郭、陣甫郭及びその内堀である。
指定年月日 昭和三十五年七月二十八日
🔴郡山城と城下町
城内にあるタイルで作成された絵図
古地図に、現、近鉄橿原線を追加(外堀と城下町の規模がよくわかります。)
(国立国会図書館コレクション一部利用)
※郡山城は、平城(平野の中にある城)のため、大阪城と同じく川から水を引き込み、二層の堀で外敵から守る構造となっています。ここまで頑固な造りにしたのは、豊臣秀吉の弟豊臣秀長が100万石の居城に相応しい大規模なものに拡大した、見栄によるものらしいです。
🔴郡山城跡絵図
注:
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①内堀から大手門
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②郡山城跡大手門
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③柳澤文庫
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④極楽橋(復元)
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⑥柳澤神社
①内堀から大手門
中堀沿いを駐車場に向かって進みます。
駐車場の前から中堀を望む。堀の幅は、大きい所は80m程度あり雄大です。
②郡山城跡大手門
駐車場を出ると直ぐ横に復元された追手門が見えます。
追手門の周りを多聞櫓 追手向櫓で囲んで攻め込んでくる兵を攻撃できます。
大手門をくぐります。大手門は城郭の正面の門。防御のために厳重な築造がされ見た目も大きく、目立つように造られています。
門の中から外の風景。桝形になっているのがよくわかあります。
門の中。
門の横にある追手向櫓を中から見た様子。大きな芝生になっています。
③柳澤文庫
郡山城の郡山城史跡や藩政史料などの古文書・古典籍を保管するとともに展覧会を開催し、文庫所蔵史料や市域の文化財などを紹介している。入城証明書も発行している。
④極楽橋(復元)
内堀を渡り天守へ行く重要な橋。本来は、橋の入口に白沢門があったらしい。
橋から内堀を望む。
本丸の北端部にあり城内の高所にあり、東方の展望が広がっている。天守台の高さは、8.5m、上面は16×18m、底面は23×25m。南側に、高さ4.5mの付櫓台が付いている。
上面の上に、もう一段、高くしている。すべらないので、愛犬も安心。
天守台の上の礎石(天守閣の基礎になった石)が展示されています。
強化ガラスがはめられており、上から礎石が見れます。
奈良公園方向。大仏殿や若草山が望めます。(若草山山焼きはこの方向で見られます。)
石材の少ない地域のため近隣の石仏や五輪塔などを石垣に転用しています。
特に、地蔵が使用さており、「逆(さかさ)地蔵」として地元で信仰の対象になっています。
頭を斜め下にして、地蔵さんが石垣の石の1つとして積まれている。
天守台の傍に、タイルで作られた城下町の地図があります。愛犬が、場所を探しています。
⑥柳澤神社
柳澤吉保公を祀られた神社
吉里公が金魚を郡山に持ち込んだと言われています。
立身出世と学問の神と言われています。
金魚の風鈴で夏を感じてみませんか!