犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
今回の記事は、1分以内で読めます。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回、愛犬と一緒に奈良県明日香村の大官大寺跡へ散歩に行ってきましたので紹介します。
ここは、飛鳥時代に国家の威信をかけて造営された巨大寺院で、かつては高さ100m級の九重塔がそびえ立っていた場所。

現代でいえば“東京スカイツリーのように空へ伸びる塔”が、こののどかな明日香の地に建っていたなんて、想像するだけで胸が高鳴ります。
なお、大官大寺跡周辺の犬のマナーは必須です。
1 おすすめ
奈良県中南部の地に、694年に41代天皇持統天皇により築造された藤原京は、持統天皇、文武天皇、元明天皇の3代にわたって16年間繁栄した日本で初めての首都でした。
藤原京の大きさは5.3km四方で、東西南北に道路が整備された碁盤上の街が形成され、人口は2万人から3万人で、現在では北海道富良野市が2万人、岡山県備前市が3万人なのでそんなに人込みと感じませんが、人口密度で見ると、1km2あたり6千人から、大阪府八尾市や枚方市、埼玉県さいたま市などと同等の混雑状況でした。その中に、今回紹介する大官大寺が建ち、その中の九重塔が凄いのです。

大官大寺は藤原宮から南東に約2km先に建てられていました。
🔴大官大寺

寺域規模は東西205m、南北354m、藤原京六町分。
伽藍は左から、中門(ちゅうもん)、金堂、講堂がが一直線に並び、中門と金堂の間の東に塔が建ち、周りを回廊が囲っていました。


(大官大寺塔からの眺め)
特に、塔は九重塔で、100m以上の高さがあり、飛鳥時代、藤原京全域がよく見え、現在の、東京スカイツリーの様だったのでしょう。
では、なぜ、こんなに高い九重塔を建てたのでしょうか?
壬申の乱直後の天武天皇にとって、「王権の安定」、「国の統一」、「新しい国家体制の象徴」が不可欠のため、日本最大・最高の塔である九重塔を建てて、「新国家の誕生」、「天皇中心の国家仏教」、「都・飛鳥の精神的中枢」を視覚的に示したのでしょう。
九重塔にした理由は、国家・宇宙・天命の象徴と言われており、国家の安定そのものを託した塔 でした。
🔴大官大寺の創設について

大官大寺の建立は、壬申の乱(672年) に勝利した天武天皇が、「国家を守る大寺院を建立する」と発願(誓願)したことに始まり、その遺志を継いだ持統天皇・文武天皇らが造営を進め、藤原京の時代に完成。大官大寺は、単なる寺ではなく、国分寺制度に先立ちとなる国家鎮護(こっかちんご) の寺(仏教の力によって国家の平和と安寧を守ることを目的)で国を守る「国家公認の最高寺院」を目的として建てられました。その後、710年に平城京に遷都され、大官大寺も平城京の都において大安寺として引き継がれました。藤原京の大官大寺は711年に、藤原京の大火で消失し、田畑や民家に変わりました。
🔴現在の大官大寺跡周辺
藤原京は、38代天皇「天智天皇」の娘の43代天皇の元明天皇により、710年3月10日に平城京へ遷都され、平原となった明日香村は、現在、田畑が広がる風景となっています。今回紹介する大官大寺も平城京へ遷都され、田畑の中の平原になってしまいました。

現在の大官大寺跡と愛犬。周りは田畑が広がる、いにしえの風景です。
🔴現在の大官大寺跡周辺

凡例:🔴大官大寺跡 🟢藤原宮跡 🟡雷丘
(2)世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都の19構成資産の一つとなっている大官大寺跡
令和8年(2026年)に世界遺産を目指す「飛鳥・藤原の宮都」(あすか・ふじわらのきゅうと)の構成資産の一つで、飛鳥時代、藤原京の南東に計画的に建立された国家寺院。特に九重塔は東アジア各国に共通する国家寺院のシンボルであった。
2 基本情報
・名称 大官大寺跡(だいかんだいじあと)
・駐車場 なし
3 一行 犬(キャンディ)とお供2名
4 乗り物 自動車1台
5 旅程(車)
大和八木駅前広場→国道24号→国道165号→醍醐西交差点右折→縄手町交差点左折→県道124号→雷交差点方向へ進む→右に「マルク自動車整備会社」見えもう少し進み左へ→農道(道狭し)を進むと右手に大官大寺跡→大官大寺跡(駐車場なし)
※駐車場も無く、農道の道幅が狭いことから香久山公園駐車場から歩く(約900m)のがおすすめです。
6 地図(車)
8 現在の大官大寺跡の楽しみ方

橿原市から明日香村へ入り一面に広がる田畑の真ん中に位置する大官大寺跡。
愛犬と大官大寺跡に立つと、まず広がるのは静けさ。かつて国家の大寺として九重塔がそびえ、整然と並んでいた伽藍の中心に、いまは風と光だけがゆっくりと流れています。平城京へ遷都し、人の営みが去ったあとも、場所が記憶を抱え続けていることを、言葉ではなく空気で教えてくれる場所だと感じます。

大官大寺跡。昔は、足元に礎石がわかりましたが、今は草の中にうずもれています。ただ、ここの大きな敷地に飛鳥時代、九重塔が建っていたの姿を思い描くと歩くほどに静かな感動を返してくれる場所です。

(大官大寺跡の説明板より)
史跡 大官大寺跡
Historical Site Daikandaji Temple
大官大寺は、『日本書紀』『文安寺伽藍縁起』などの文献資料に、「だいかんだいじ」あるいは「あふさかでら」と記されているが、その実態は明らかではない。大官大寺は百済大寺(吉備池廃寺)から高市大寺、そして大安寺と移転しながら変遷することが記録にあるが、高市大寺については定かではない。
昭和48年からの発掘調査により、中門・金堂・講堂が南から北へ並び、中門と金堂をつなぐ回廊の中の東部に塔を配する伽藍配置であることが明らかになった。
回廊で囲まれる範囲だけでも東西144m、南北195mの大きさになり、後の東大寺の創建期の回廊規模と同じであり、塔は基壇規模から、九重であったことが推定されている。
大官大寺は文字通り、飛鳥最大の寺院です。

スマートフォンに「バーチャル飛鳥京」アプリをインストールし飛鳥時代の大官大寺を360度立体でみる事ができます。

「バーチャル飛鳥京」のちらし。「水落遺跡」、「大官大寺」、「飛鳥寺」、「飛鳥宮跡」、「石舞台古墳」、「川原寺」で、飛鳥時代を感じられることができます。
9 その他
🔴大官大寺跡は「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産の構成遺産の一つです。

🔴犬との旅行プランナーは「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産の登録を応援します。
「飛鳥・藤原の宮都」については、下記のリンク先から見る事ができます。
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以上で「愛犬と、1300年前、飛鳥時代の“東京スカイツリー級の塔”がそびえていた奈良県明日香村大官大寺跡へ」を終わります。
