犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
今回、令和3年5月4日に行った奈良県桜井市にある談山神社を、2回(前後編)に別けて紹介します!
1おすすめポイント
- 境内はリードでOK、愛犬を抱っこして拝殿内等も入れるという犬に大変優しい神社。
- 大化の改新のキーポイントになった談山神社の裏手の山も、是非、愛犬と登ってください。今、コロナ禍の国難の為、御破裂山が鳴動したのでしょう。
- 御利益は、縁結び、長寿、金運、子孫繁栄、仕事運向上、人間関係運向上、厄除けなど。愛犬に優しい談山神社に是非!
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 旅程
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート→国道24号→橿原市役所東交差点左折→国道165号→醍醐西交差点右折→繩手町交差点左折→安倍木材団地2丁目交差点右折→県道15号→安倍木材団地5号交差点左折→一般道→浅古交差点右折→県道37号→八井内交差点右折→県道155号→屋形橋(車内窓越し)→県道155号→多武峰街道左折→談山神社第5駐車場→徒歩→談山神社→徒歩→談山神社第5駐車場→左折→多武峰街道右折→県道155号→石舞台古墳方向へ→帰路
※談山神社だけの拝観時間は約1時間。
談山神社裏山の、談い山と御破裂山の往復時間は約50分。
5地図(車🚗経路)
※談山神社までの車の経路の近くに、談山神社の第一鳥居があり、ここから、昔は、歩いて談山神社へ詣った道でした。
また、平成に、談山神社から明日香村への車道が整備されるまでは、この道が談山神社へ行く車道だったため、当時は、山中にある幻想的な神社感がより強くありました。
6徒歩🚶コース
談山神社第5駐車場→①石灯籠→②石段→③西入山入口受付→④祓戸社→⑤総社拝殿→⑥総社本殿→⑦けまりの庭→⑧神廟拝所→⑨比叡神社→a権殿→b案内板→c談山→d御破裂山→後編に続く
※番号は「7徒歩参考地図」内番号
7徒歩参考地図
談山神社内案内図(前編のみ番号を記載)
8内容
🔴※屋形橋(車内窓越し)
車を駐車する場所が無い事から駐車することは困難ですが、この橋を渡り、山道を進み東大門をくぐり談山神社へ行く参道になります。
橋の手前の案内板に以下の内容が書かれています。
談山神社の神域入口に架かる屋根付きの橋。寛政三年(1791)の刻銘を持つ。昭和五十四年に再建された。
国学者本居宣長は明和四年(1792)三月この橋を渡り「うるはしき橋あるを渡り」(菅笠日記)
と書かれています。
(菅笠日記)には、
「そこの橋をわたれば。すなはち茶屋あり。こゝははや多武の峯の口也とぞいふ。さて二三町がほど。家たちつゞきて。又うるはしき橋あるを渡り。すこしゆきて。惣門にいる。左右に僧坊(そうぼう)共こゝらなみたてり。うるはしきある橋あるを渡り、すこしゆきて惣門にいる」と菅笠日記に書かれています。
また、松尾芭蕉は三輪から多武峰に来てこの橋を渡ったといわれています。
🔴談山神社(たんざんじんじゃ)とは、
「だんざん」ではなく、「たんざん」との事です。
天武天皇が678年に、父、中臣鎌足の墓を当地に移し、その墓の上に十三重塔を造立したのが発祥と言われ、680年に神廟拝殿を創建し、十三重塔を神廟として妙楽寺としたとの事です。
談山神社の名前の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が645年5月に大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山(かたらいやま)」と呼んだことによるとされています。標高566mの山中で、打合せをする必要があったのは、蘇我氏の勢力が凄かったことなのでしょう。
🔴談山神社第5駐車場
談山神社に1番近い駐車場
・駐車場代 無料
・約30台駐車可
第1駐車場から第5駐車場まであり、紅葉時期や桜の時期は、全ての駐車場が開くようですが、それ以外は、第1駐車場と第5駐車場のみ開いています。
🔴談山神社参道
駐車場から談山神社までの参道には、土産物屋や軽食屋が並びます。
①石灯籠
参道の途中に重要文化財の石灯籠があります。
花崗岩製の六角形の石灯籠に、元徳三年(1331年)辛未と刻まれています。後醍醐天皇の寄進と言われています。
※1331年は鎌倉時代末期
🔴談山神社
参道を進むと右手に石段があります。
②石段
左の建物は正面入山入口受付ですが、紅葉時期や桜の時期以外の閑散期は閉められています。
石段は本殿まで行くと140段あります。愛犬は上っていきます。凄い!
なお、石段の途中から西入山入口受付へ行くようになっています。
③西入山入口受付
- 拝観料 大人600円 小学生300円 小学生以下 無料
- 受付時間 8時30分から16時30分
- 最終拝観時間 17時00分まで
受付の前に、談山や御破裂山に登る時の竹杖があります。
なお、下記のリンクは、談山神社のホームページでメニュー内の拝観案内に、近鉄KIPS PiTaPaカードなどで拝観料の割引情報が掲載しています。
④祓戸社(はらえどしゃ)
池の中央に祓戸社があり、体と心を祓い清めてくださる祓戸の神様を祀っています。
神社に参拝の時は、先ずここにお参りをおすすめします。
⑤総社拝殿
けやきの木で作られた福禄寿大神が祀られています。
愛犬も、長寿、金運、子孫繁栄で御祈りしました。
福禄寿大神が安置されています。福禄寿の「福」は子孫繁栄、「禄」は財、「寿」は健康長寿で、この三徳を現す神で、御祈りすると開運出世の御利益があります。
厄除けの割符で、自分で板を2つに割って納めます。
大金像おみくじです。
おみくじの他に、七福神の金像が入っており、金像は財布やカバン等に入れて持ち歩けますので、大変人気のあるおみくじです。
⑥総社本殿
日本最古の総社といわれる総社本殿。
※総社とは、神社の祭神を集めて祀った(= 合祀)神社。
⑦けまりの庭
御神体が藤原鎌足の事から、藤原鎌足と中大兄皇子が蹴鞠会で出会い、大化の改新の発端となった「けまり」を毎年、4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に「けまり祭」として行われます。
けまり(日本のサッカーのルーツとも言われています)
総社拝殿と神廟拝所の間の庭で行われます。
(参考)秋の風景
談山神社は、紅葉🍁で有名です。
⑧神廟拝所(しんびょうはいしょ)
愛犬を抱っこして、拝所内に入ることができます。
妙楽寺時代、講堂として、塔の正面に仏堂がある配置になっています。(重要文化財)
神廟拝所入口
神廟拝所内部
壁に天女が描かれており、見ると心が何故か清々しくなります。
愛犬と一緒に入ることができます。全国各地の土鈴が並べられています。
布の中に、藤原鎌足像が安置されています。
屏風が展示されています。
⑨比叡神社(ひえじんじゃ)
立て看板に比叡神社の説明が以下のように書かれています。
「寛永4年(1627)造営の一間社流造、千鳥破風および軒唐破風(からはふ)付、檜皮葺の小社ながら豪華な様式をもつ。もと飛鳥の大原にあった大原宮で、ここに移築し明治維新までは山王宮と呼ばれた。」
a権殿
祭神は、マダラ神(芸能、芸術、魔除け、厄祓いの神)で芸能、芸術の上達の御利益があります。
権殿の裏を進むと水場が見えてきます。
龍神社があり、奥に滝が見えます。
周りには大きな杉が立っています。竜神社は、竜神を祀り、金運・仕事運・人間関係運などをアップさせてくれる御利益があります。
その横が談山と御破裂山の登り口になります。
談山と御破裂山の登り口。
b案内板
登り口を進んでいきます。周りはマイナスイオン効果で涼しいです。
道は、整備され愛犬も登る事ができます。 10分強で、御破裂山と、談山の分かれ道になります。
c談山(かたらいざん)
分かれ道から、5分程度で着きます。
ここは、中大兄皇子と藤原鎌足が、蘇我入鹿を暗殺して滅亡させた乙巳の変を実行する為に相談した場所です。
大きな石碑と、休憩のベンチがあります。
d御破裂山(ごはれつさん)
談山から、案内板まで戻り御破裂山へ向かいます。
御破裂山への参道は、杉林になっておりなだらかな道になっています。
御破裂山の山名の由来は、「国難あるときは神山鳴動す=国家に大きな災いのあるときは、御破裂山が鳴動する」と伝えられています。
今、コロナ禍で国難の為、もしかしたら鳴動したのかもわかりません。
藤原鎌足の墓です。
御破裂山からの展望。新録の時期、展望が困難な場所もありますが、奥の山は生駒山で、山上のアンテナが薄く見れます。手前に、大和郡山市街が見れる時があります。
〇談山神社へ、今きた山道を戻ります。
新録の間から、社殿が見えてきます。
山道を、下ると登り口が見えてきます。
愛犬と往復、50分程度で行けます。
🔴クールベスト
暑くなっきました。愛犬は、飼い主以上に暑さに弱いことから、今から、散歩や犬旅時の熱中症対策に
涼しくて快適なベストを是非💛
以上で「犬と一緒に行く愛犬に優しい奈良県桜井市談山神社の旅(前編)」を終わります。