犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、犬🐶の草だったのが、いつの間にか猫🐱の草に変わった「猫じゃらし」を紹介します🐶。
1「猫じゃらし」の誕生
最近、奈良県中南部の公園や水田のあぜ道に見る事が増えはじめた「猫じゃらし」。
奈良県明日香村にあるキトラ古墳周辺地区公園で、愛犬🐕🦺🐾と散歩中に遊歩道の脇に猫じゃらしが生え出しました。
「猫じゃらし」には、思いもよらない歴史があるのをご存知でしょうか!
この「猫じゃらし」という名称
なんと!! 犬🐶から猫🐱に奪われたのです。
「猫じゃらし」の正式名称をご存知ですか。正式名称を「狗尾草」(エノコログサ)と言います🐶。
「狗尾草」の名前を分解すると、
◯狗・・・いぬ
◯尾・・・尾っぽ
◯草・・・くさ
いぬの尾っぽのくさ
右の画像のまるが愛犬のしっぽ。左の画像が「狗尾草」(エノコログサ)。なんとなく似てる🐶
最初、「犬っころ草」(いぬっころくさ)が、「犬子草」(エノコクサ)になり、いぬの尾っぽに似ていることから「狗尾草」(エノコログサ)へ、いつの間にか、「狗尾草」の花穂を猫の視界で振ると、猫がじゃれつく事から「猫じゃらし」という名前が一般的になってしまいました。
犬🐶も、もっとじゃれついていればよかった🐶😭
(参考)おもちゃ名も「猫じゃらし」になっちゃった!(写真ACより)
2キトラ古墳周辺地区公園の猫じゃらし
色んな所に出てきた猫じゃらし🐶
猫じゃらしは、粟(あわ)の原種で脱穀して食べることができるとの事です。
ここにも、猫じゃらしがあるよ🐶
猫じゃらしと愛犬のしっぽ。いつか「狗尾草」が有名にならないかな🐶
「猫じゃらし」は、粟と言うことで、飛鳥時代には「稲、粟、小豆、麦、大豆」の五穀の一つとして重要な食材だったのでしょう。
万葉集でも詠われており、
「梨棗(なしなつめ)黍(きみ)に粟(あわ)嗣(つ)ぎ延(は)ふ葛(くず)の後(のち)も逢はむと葵(あふひ)花咲く」『万葉集』巻十六 三八三四番歌
作者不明
読み:なしなつめ きみにあわつぎ はふくずの のちもあはむと あふひはなさく
訳:梨(なし)、ナツメ、きび、あわ、がついで実り、つるを伸ばすくずのように、後にまた逢おうと葵に花咲くよ
秋の食材が並ぶ中に早く会いたい恋心が隠された一首です。
万葉人は、季節の移ろいに敏感だったのでしょう。
明日香村へ、もう直ぐ、夏から秋に移り変り、ぶどう、梨、くり、柿などの食材と色ずく風景を楽しみに来てみてみませんか。
3キトラ古墳周辺地区公園基本情報
① 名称
キトラ古墳周辺地区公園
②住所
③駐車場 あり 17時で閉まるので注意が必要です。
※キトラ古墳周辺地区公園第二駐車場を過ぎると、明日香村近隣公園の駐車場は、17時以降も開いています。
④散歩月日時間 令和5年8月18日(金) 18時00分〜18時30分
⑤一行 犬(キャンディ)とお供2名
⑥乗り物 自動車1台
⑦キトラ古墳周辺地区公園のアクセス等については、下記の記事を参照ください。
犬と一緒に行く世界遺産候補明日香村キトラ古墳周辺地区公園ぶらり旅(散歩編) - 犬との旅行プランナー
4その他
以上で「名前が取られた草へ出会いに、愛犬と行く奈良県明日香村キトラ古墳周辺地区公園の猫じゃらし(令和5年8月18日)」を終わります。