犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
今回は、奈良県明日香村石舞台古墳に愛犬キャンディと一緒に行く観光とウォーキングを紹介します。
(見学とウォーキング時間、約1時間)
1 おすすめ内容は、
(1)世界遺産候補、パワースポットとも言われている。何トンもある石を運び、なぜあの場所に築造し、その後、古墳の上部の封土がなくなった状態で残っているのか、歴史ミステリーが多くあります。是非、来県して、実際の大きさを体験してください。
(2)犬と一緒に近くまで行ける石舞台古墳
奥に石舞台古墳を望む
(3)季節に応じて変化する景色を愛犬と一緒に国営飛鳥歴史公園でウォーキング
(4)明日香村特産のものが食べれる土産物屋(季節によっては、明日香村のいちご「あすかルビー」を販売)
あすかルビー
(5)参考
『プラタモリ』(NHK総合)が、4月18日(土)19時30分から「奈良・飛鳥~なぜ飛鳥は日本の国の礎となったのか?~」と題し、奈良県・明日香村に訪れた内容を放送されました。タモリさんも、石 が日本の国の 礎 を作ったと言っていました。
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 旅程
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート10時00分→国道24号→橿原市役所東交差点→国道165号→醍醐西交差点右折→国道165号→縄手町交差点左折→県道124号→雷交差点左折→県道124号→奥山交差点右折→県道15号→石舞台古墳駐車場→徒歩 石舞台古墳 → 石舞台古墳駐車場→帰路へ
5地図(車)
6地図(徒歩)
①無料駐車場
②有料駐車場
③高台から石舞台古墳が望れる
④石舞台古墳入口
⑥石棺のレプリカ
⑦石舞台古墳公園入口
⑧石舞台古墳公園内
⑨冬野川を見る
a明日香の夢市・夢市茶屋
b和風レストランあすか野等
7内容
(1)石舞台古墳駐車場
駐車場には、無料と有料があります。
①無料駐車場は、10台程度しか停めることができません。遅く着くと、空いていません。
手前が無料駐車場
石舞台古墳交差点を左折するとすぐ②有料駐車場があります。普通車が150台停めれる大きな駐車場です。駐車場代1日1台500円です。
②有料駐車場(広くて停めやすいです。)なお、この場所は、蘇我馬子の邸宅の場所として島庄遺跡調査を実施後、遺跡保護の観点から駐車場に活用しています。
(2)石舞台古墳を見る高台
石舞台古墳がよく見えます。季節により、菜の花畑があります。
(3)石舞台古墳へ
石舞台古墳の埋葬者は、日本書紀の推古天皇34年(626年)5月の条に「大臣薨せぬ。仍いて桃原墓に葬る。」とあることから、蘇我馬子と言われています。蘇我馬子は、蘇我稲目の息子として551年に誕生、626年死去(75歳)。息子である蘇我蝦夷(586年〜645年(59歳))、蘇我入鹿(611年〜645年(34歳))と続く蘇我豪族の基礎を築いたと言われています。
④石舞台古墳入口
石舞台古墳入口
- 営業時間は8:30~17:00(受付は16:45まで)
- 入場料 大人・大学生300円、高校生200円、中学生150円、小学生100円(犬入場可、ただし、国の特別施設のため、マナーを厳守(マナー違反をすると、今後、犬入場不可になります。)
500年末期から600年初頭に築造されたと言われている。古墳形状は、上円下方墳と推定されています。
石舞台古墳は、一辺の長さが約50mの方墳で、周囲に一辺約80m空堀(幅5.9-8.4メートル)がめぐります。
なお、築造時は堀に水が貯められ、盗難防止を行っていたと想像されます。
空堀
石舞台古墳全体
埋葬施設は両袖式の横穴式石室で、西南方向に開口しています。約30の石が積まれ、その総重量は2,300トンに達すると推定されていると言われています。
上から石舞台古墳の中を覗く事ができます。(中々、見る事ができない画角です)
石舞台古墳の中(横穴式石室[正式名を玄室と言います])
長さ約7.7メートル、幅約3.5メートル、高さ約4.7メートル。石室内も溝があり、排水設備が整備されています。
なお、本来、高松塚古墳やキトラ古墳のように、中の壁が装飾されていたのでしょう。
入口は階段で、少し下ります。入口から石室まで長さ約11メートル、幅2.5メートル。
中央の溝は排水施設。
⑤─1石舞台古墳の築造方法
a採掘から運搬
※地図上のーを押すと、広い範囲の地図になり、よりわかりやすいです。
冬野川(地図の右[上流】から左の石舞台古墳下【下流】へ流れる川)は石舞台古墳を築造するのに重要な役目をはたした川と言われており、石舞台古墳に使用した石(石英閃緑岩 別名 飛鳥石)が地図の右側の山(多武峰[とうのみね]談山神社のある山)から採掘し、冬野川を利用していかだ等で運んだと推測されています。
⑨冬野川を見る
石舞台古墳のそばを流れる冬野川(現在は、災害対策のため河川工事等で川の水量が少なくなっているが、飛鳥時代は、多くの水量があったのでしょう。その根拠として、人麻呂歌集(巻9-1704)に、「ふさ手折り多武の山霧しげみかも細川の瀬に波の騒ける」(冬野川は昔、細川と呼ばれていた。) の歌から、「山に雲がかかり始めると、たちまち水量を増して流れ下る山川の様子」が歌われています。反面、古墳を構築するところは災害の少ない場所を選ぶと考えられる事から、冬野川や飛鳥川の氾濫が無い場所を選んだのではないだろうか?。)
※奈良県には、多くの古墳が築造されています。運搬のため、川を利用したとした場合、古墳の周辺には、川があると考察できます。明日香村や天理の山の辺の道に観光に来られる方は、是非、推察してください。
⑤─b運搬から築造
入口の説明板に、石舞台古墳の石の築造方法が書かれています。
⑥石棺のレプリカ
石棺のレプリカ(実物大です。)
石棺の説明板には、(外壁)石室からは平らに加工した凝灰岩の破片が見つかったことから、この石棺を作成したと記載されています。
石舞台古墳周辺の公園
この場所は、蘇我馬子の邸宅の場所として島庄遺跡調査を実施後、遺跡保護の観点から公園に活用しています。
⑦石舞台古墳公園入口
石舞台古墳周辺が公園になっています。右奥に「あすか風舞台(多目的休憩所)」があります。舞台になっており、季節によっては催し物が開催される事があります。
⑧石舞台古墳公園内
大きな芝生の公園のため、犬の足の負担も軽減させるとともに、いろんな花や草の香りが犬の嗅覚に刺激を与えるなど、犬の散歩、ウォーキングに最適です。また、トイレや水道も整備されていることから、長時間の散歩等も可能です。
排水設備も整備されているので、雨の後は、他の公園に比べて早く乾燥しています。
a明日香の夢市・夢市茶屋
食事と土産販売
店先に、「イチゴのあすかルビー」「奈良県名物柿の葉すし」「あすか巻き」などを販売
b和風レストランあすか野等
道をはさんでも、レストランと土産販売店があります。
店頭の対面販売のため、犬と一緒でも買う事ができます。あすかルビーのソフトクリームや古代米のソフトクリーム、焼き餅などが販売しています。横にある椅子で座って食べれます。
8参考
令和2年2月24日に訪れた時の記事です。
以上で、犬と一緒に行く石舞台古墳を終了します。