犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
今回の記事は、2分以内で読めます。
桜の花見で有名な吉野山は、今、新緑と紫陽花で旅人をお迎えしています。
令和5年6月25日(日)に、奈良県吉野郡吉野町吉野山の吉野山観光駐車場から歩いて金峯山寺、吉水神社などを参拝後、如意輪寺のあじさいを愛犬と観に行ってきましたので数回に分けて紹介します🐶
第一回目は、下千本駐車場から愛犬🐶と歩いて金峯山寺経由で如意輪寺に行ってきましたので紹介します🐶 江戸時代の俳人、松尾芭蕉が歩いたであろう金峯山寺蔵王堂から如意輪寺の山道を愛犬と散歩しました。
なお、吉野山周辺での犬のマナーは必須です!
1おすすめ
如意輪寺の庭園入口にある紫陽花ボール。インスタ映えします。
愛犬と多宝塔の前で記念写真。1926年に建てられた多宝塔ですが、建物の彫刻は必見!
(2)1つから売られている吉野山の柿の葉すし(にしや)
金峯山寺から如意輪寺の途中にある「にしや」の柿の葉寿司を買って、如意輪寺の境内で一休み。出来立てのサケの柿の葉寿司は、一口食べると疲れも一瞬にして飛んでいきます。私🐶も一口ちょうだい。程よい塩味と照りがるサケの切り身は絶品。
2 基本情報
・如意輪寺(にょいりんじ)山号は塔尾山(とうのおさん)。
醍醐天皇が日蔵道賢上人にお頼みして、平安時代の901年から923年に創建されたお寺。南北朝時代には吉野に行宮を定めた後醍醐天皇の勅願所である。
・拝観時間 9時00分~16時00分
・拝観料 大人 500円 高校生・中学生 200円 小学生 100円
・ご本尊 如意輪観世音菩薩
・御利益 悪事災難除 難切不動尊
・駐車場 駐車場あり
3出発月日 令和5年6月25日(日)11時00分頃
4一行 愛犬(キャンディ)とお供2名
5乗り物 自動車1台
6駐車場所 吉野山観光駐車場
7アクセス方法
吉野山観光で金峯山寺蔵王堂に最適な吉野山観光駐車場のアクセスは下記の記事に掲載しています。
2020年晩秋の犬と一緒に行く世界遺産吉野金剛峯寺などの観光(前半) - 犬との旅行プランナー
🔴吉野観光駐車場から如意輪寺へ
凡例:①吉野観光駐車場 ②金峯山寺 ③如意輪寺 ④勝手神社跡 ⑤吉水神社 ~ 散歩コース 片道約1時間コース
凡例:🔴金峯山寺 🔵吉水神社 🟢勝手神社跡 🟡吉野山参道から如意輪寺分岐点 🟠中千本桜名所 🟣如意輪寺
8内容
勝手神社跡周辺から如意輪寺(約25分)へ。この道を松尾芭蕉も歩いたのでしょう!
(1)柿の葉すし「にしや」
勝手神社跡から少し如意輪寺へ行く参道を歩くと左手にあるある「柿の葉すし にしや 中千本店」出来立ての柿の葉すしが一つ売りしている看板が出ているので、直ぐに分かります。営業時間は、10時から16時まで(不定休)なお、下千本店もあるとの事です。
店内陳列。箱売りもあります。なお、一個売りは、木箱から柿の葉すしが取り出された出来立てを販売。
鯖の柿の葉すし。照りのある柿の葉に包まれた、脂がのった鯖は美味しいです。
サケの柿の葉すし。コシヒカリのすし米に、サケの組み合わせは絶品。吉野山で食べれる本格的な柿の葉すしはおすすめ。
(2)柿の葉寿司「にしや」から少し歩くと吉野山の参道から遊歩道の分かれ道を進みます。
谷の先に、如意輪寺が望めます。参道から下り、途中から如意輪寺へ上りになります。
遊歩道を愛犬と下ります。車も走らないので、散歩に最適です。
中千本の桜の名所。周りには桜の木々が植えられ、桜の時期は桜で満開になります。
今は、新緑の中、小川が流れる音と森の持つ癒し効果、森林の澄んだ空気を吸い込み愛犬も生き生きです。
谷まで下りてきたところに、歌碑が並んでいます。小川が流れ、森林セラピーできます。
如意輪寺へ向かうため、谷から上って行きます。道は整備されていますので愛犬との散歩も安全です。道が整備されていない江戸時代の松尾芭蕉の旅は大変でしたのでしょう。
如意輪寺へ途中。登ってきたよ🐶
山門が見えてきまいた。もう少しです。もみじの木が石段を覆っています。紅葉の時期は美しいでしょう。
(3)如意輪寺
吉野山の中でも特に人気のある寺院の一つです。
如意輪寺は、奈良時代に創建され、現在の建物は江戸時代に再建されたもので、寺の名前である「如意輪」は、仏教の宝珠を指す言葉であり、仏教の教えを広めるための法輪を象徴しています。
寺の境内には、美しい庭園や枝垂れ桜があり、特に桜の季節には多くの人々が訪れます。桜の名所として有名な吉野山ですが、如意輪寺周辺には多くの桜が植えられており、春には美しい桜のトンネルが広がります。
如意輪寺配置図
山門を潜ると正面に本堂が見えます。1346年12月に、南朝方の最後の総大将として、南朝の再興を目指し、楠木正行(くすのき まさなり)が四條畷の戦いの直前に如意輪寺に詣で、当時の本堂の扉に鏃(矢じり)で辞世の句、「かへらじとかねて思へば梓弓なき数に入る名をぞとどむる」(この戦いは、生きて帰れぬ身であるが故に亡き人の仲間入りする名前を残し出発します。)刻んだとされ、その扉が宝物殿で見ることができました。
山門の横にある猫不動。長い間、無住職時代が続き、その間、ネコがお寺を守って住みついていたとの事です。今は、猫のおみくじを授かることができます。なお、桜の絵馬もかけられています。
猫の置物が周りを飾る井戸。冷たい水が湧き出ています。
楠木正行公お手植えの木斛(もっこく)があります。また、左前には、後醍醐天皇が座った腰掛石があります。
庫裏(受付)
松尾芭蕉はここを訪れ「御廟(ごびょう)年を経てしのぶは何をしのぶ草」などの句を残している。悲運であった後醍醐帝をしのんでよまれた句です。なお、本堂の背後に、後醍醐天皇の御陵があります。
庫裏(受付)の奥に日野俊基の娘の弁内侍(べんのないし)が描かれています。その美貌は愛犬もびっくり😲
庫裏(受付)の横から愛犬🐶と庭園に入ります。なお、朱印帳を先に預けると庭園内を拝観するうちに書いていただけます。
入ってすぐにある紫陽花の入ったボール。
御霊殿。後醍醐天皇が自身で自分を彫った木像が安置されているとの事です。
建物の彫刻も美しいです。
奥にある権現堂内の役小角の像も!
所々に紫陽花が咲いています。
細かい花びらが集まった紫陽花。
変わった花びらの紫陽花。
楠公父子像。
少し丘を上ると多宝塔があり、新緑の緑と多宝塔の景色が美しいです。
二河白道の奥に咲く紫陽花。
二河白道(にがびゃくどう) 「火の河と水の河を人の貪欲と怒りにたとえ、この間にある白い道は極楽に通じる道で、往生を願う信心にたとえる。」阿弥陀仏の救いを現しているとのことです。愛犬🐶も極楽に向かう道を進んでいます。
奥に、谷向こうにある吉野山の社寺、お土産、旅館などの建物を望めます。
左横の宝物殿には、多くの宝物が安置されており、特に、金剛蔵王権現像は鎌倉時代の作で、その様相の忿怒の姿は必見です。また、吉野大曼荼羅は、桃山時代の吉野山の社寺が描かれています。
中庭には、紫陽花以外にクチナシの木に花がさいていました。
さあ〜 再び歩いて金峯山寺へ戻りましょう。
4その他