犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、江戸時代に刊行された奈良県への旅行本、大和名所図会を参考に愛犬🐕と奈良県の旅を紹介したトピックスを一覧にしています。皆さんが少しでも江戸時代の旅人の気持ちで奈良の史跡をもう一度、再認識して来県していただくお手伝いが出来たら幸いです。
なお、各項に、犬との旅行プランナーで、直接、足を運び紹介した記事のリンク先が記載しており、記事にはアクセス方法や詳細情報も記載しています。
大和名所図会 第5巻 逝回丘(ゆききのおか)一部
江戸時代の岡村と飛鳥村にまたがる、現在の甘樫丘の様な場所。丘は桜の名所で、多くの旅人が桜見をしていた。現在、逝回丘の正確な場所は不明です。愛犬も花見にお邪魔中。
画中の記載の文字は、「旅人のゆききの岡は名のみにして花にとどまる春の木のもと」
では、愛犬🐶と江戸時代の本を見ながら奈良の魅力に出会いましょう。
🔴令和4年2月13日現在紹介している場所と一覧です。
今回紹介しているのは、7か所です。
・奈良県北中部地図
①談山神社(多武峰本社)大和名所図会6巻に掲載
②益田岩船 大和名所図会5巻に掲載
③倭彦命の巌、鬼雪隠、鬼肉几、亀石(天武・持統天皇陵、鬼の雪隠、鬼の俎板、亀石) 大和名所図会5巻に掲載
④岡寺 大和名所図会5巻に掲載
⑥高天寺(鶯宿梅) 大和名所図会5巻に掲載
⑦達磨寺 大和名所図会3巻に掲載
🔴大和名所図会とは
大和名所図会は秋里籬島(あきさとりとう)著、竹原信繁(たけはらのぶしげ)画により、1791年(寛政三年)5月、京師書林(小川田左衛門、殿為八)と浪華書○(柳原喜兵衛、高橋平助)の両店舗から発行された、江戸時代の奈良の名所・名産・年中行事などを豊富な挿絵とともに解説した奈良の代表的な地誌・案内記で六巻七冊からなっています。
〇六巻七冊
・2巻 添上郡(興福寺や般若寺などの奈良市と京都府木津川市の県境の周辺)
・3巻 添下郡、平群郡、広瀬郡、葛下郡、忍海郡(西大寺、法隆寺、信貴山、當麻寺など)
・4巻 山辺郡、城上郡、城下郡、宇陀郡(大和神社、三輪周辺、長谷寺など)
・5巻 葛上郡、宇智郡、高市郡(葛城山、金剛山、明日香村、橿原市周辺)
・6巻坤 吉野郡(天川村周辺、宮滝など)
発刊された1791年は、十一代将軍徳川家斉の時代です。江戸時代、元禄時代が終わりましたが、十返舎一九が書いた弥次喜多で有名な東海道中膝栗毛が出版される約10年前の、泰平の世の中で、旅行ブームだったようです。
🔴江戸時代の旅人の距離感
○江戸時代 江戸から京経由で飛鳥の場合(旅日数14日から16日)
江戸から京(京都)まで歩いて12日から14日かかったと言われており、一般的に1時間に4km歩いて、1日、40km程度歩いたようです。(宿場町が約40km間隔であったようです)
京都から奈良飛鳥まで約60kmありますので、歩くと1日半かかります。
よって、江戸から京(京都)経由大和(奈良)にかかる日は、14日から16日になります。
なお、江戸時代中後期に入ると、伊勢神宮への参詣がブームになり、伊勢参りへ行く人々は、伊勢参り後、伊勢本街道を通り奈良県(大和)へ旅する人もいたようです。(弥次喜多道中は、伊勢参りから奈良県へ旅しています。)
○現在は、東京から奈良県明日香村へ行こうと考える🤔と、
・車で行く方法(旅日数約6時間30分 休憩込み)
東京→一般道→東名高速道路→御殿場JCT→新東名高速道路→豊田JCT→伊勢湾岸自動車道→四日市JCT→東名阪自動車道→亀山IC→名阪国道→針IC→一般道→飛鳥寺駅(あすか道の駅)
・新幹線へ行く方法(旅日数約3時間)
東京駅→京都駅で降り、近鉄特急で京都駅→大和八木駅→飛鳥寺駅(各駅電車に乗り換え)
★江戸時代、江戸からは多くの日数を費やすことから、現在、私達がヨーロッパ旅行へ行くように、江戸時代の江戸の人々は、大和(奈良県)は、憧れでミステリーな場所だったのでしょう!
さあ、江戸時代の旅人の気分で、憧れでミステリーな場所、大和(奈良県)を愛犬🐶と歩きましょう。
(奈良県立図書情報館まほろばライブラリーより)左上の赤丸の部分に、木造十三重塔が描かれています。
今も残る木造十三重塔。江戸時代と変わらない境内の配置は必見。
🔴談山神社概要
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
御利益等も記載しています。🐶
季節の風景 令和4年1月2日 愛犬と行く江戸時代と変わらない奈良県桜井市談山神社の犬旅 - 犬との旅行プランナー
②益田岩船
江戸時代と変わらない、東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約4.7メートルの大きさで、重さは800トン以上の大岩は必見。
なお、江戸時代は、竹藪等がなく、眺めがよかったらしいです。当時から、神秘的な大きな岩と思われていたようです。
- 住所 橿原市白橿町8丁目20−1
- 拝観時間 24時間 夜は暗くて危ないです。
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。令和4年1月16日に行った時の記事です。
愛犬と行く奈良県橿原市のミステリースポット益田岩船 - 犬との旅行プランナー
③鬼の雪隠、鬼の俎板、亀石
左が江戸時代の亀石、右が現在の亀石。江戸時代は後ろからも見えたのですね。旅人は棒で指して何を話したのでしょう。現、天武・持統天皇陵の古墳口も開いていて、まるで石舞台古墳状態だったとは、驚きですね🐶
- 住所 高市郡明日香村野口、川原
- 拝観時間 24時間
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
大和名所図会を参考に愛犬と行く奈良県明日香村のミステリースポット亀石、鬼のまな板、鬼の雪隠の旅 - 犬との旅行プランナー
④岡寺
赤丸の仁王門の前で、愛犬と写真。仁王門は江戸時代に描かれている絵と同じで、青丸の龍蓋池も同じ場所にあり、岡寺から見る景色も必見。
🔴岡寺概要
- 住所 高市郡明日香村岡806
- 拝観時間 8時30分〜17時00分 (12月から2月は、8時30分〜16時30分)
- 拝観料 大人・大学生400円 高校生300円 中学生200円 小学生以下無料
- ご利益 厄除け
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
愛犬と行く奈良県明日香村岡寺へ厄除参り - 犬との旅行プランナー
⑤清明滝(蜻蛉の滝)
黃丸の江戸時代の旅人が蜻蛉の滝を眺めています。同じ位置で、愛犬🐶と眺めてみました。江戸時代の旅人が聞いた滝の音を実感できます。
- 住所 吉野郡川上村西河
- 拝観時間 24時間 夜は暗くて危険です。
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
江戸時代の旅行本 大和名所図会を参考に愛犬と行く奈良県吉野郡にある蜻蛉の滝の旅 - 犬との旅行プランナー
なお、下記の記事の中に動画があり、滝の音も聞くことができます。
愛犬と一緒に行く涼を求めて奈良県吉野郡川上村の蜻蛉の滝(追記) - 犬との旅行プランナー
⑥高天寺(鶯宿梅)
高天彦神社の参道にある鶯宿梅です。220年前に描かれた梅の木が、まだ、現存し、梅の花を咲かせているのには、神話の里と言われた、この土地、この風土があったためでしょうか。
- 住所 御所市高天
- 拝観時間 24時間 夜には神社に行きません。
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
江戸時代の旅行本 大和名所図会を参考に愛犬と行く奈良県御所市高天の鶯宿梅と高天彦神社 - 犬との旅行プランナー
⑦達磨寺
達磨寺の本堂など、江戸時代と変わらない配置です。ただし、本堂の後ろにあった、犬丸の像は、より多くの人が拝むことができるように、本堂横に移動してますが、言い伝えは江戸時代と変わりません。皆さんも日本最古のペットに会いに来ませんか。
- 住所 北葛城郡王寺町本町2丁目1−40
- 拝観時間 特に定めなし。ただし、土曜日、日曜日の10時00分から15時00分まではボランティアからの説明が聞くことができます。(この時間、本堂内も拝観できますが、愛犬はNGです。)
- 拝観料 無料
- 駐車場代 無料
🔴犬との旅行プランナーで紹介した記事は、下記をクリックすると見ることができます。
犬と一緒に行く日本最古のペット雪丸くんで盛り上がる奈良県王寺町の達磨寺と明神山 - 犬との旅行プランナー
〇参考資料等
・大和名所図会の絵図につきましては、奈良県立図書情報館まほろばライブラリーより
・参考図書
〇その他
「大和名所図会を読む」奈良名所昔案内
🔴是非、愛犬と古都奈良へ!